はじめに
今回はMacBook AirとProの違いをご紹介いたします。
筐体のデザインからその性能まで差別化されているAirとPro。一体どんな違いがあるのでしょうか?
MacBook AirとMacBook Proの違い
冷却ファンの有無
Proは冷却ファンが搭載されているのに対してAirはファンレス機構になっています。
これはProは高負荷な作業をすることを想定していて対してAirは軽作業をメインに想定しているからだと思われます。
冷却ファンがあることで作業中に発生する筐体の熱を冷ませるほか、ピークパフォーマンスを維持出来るといったメリットがあります。
このことからAirはファンレスなので高負荷な作業を長時間することにあまり向いていないと言えるでしょう。
ただし、Appleシリコンは極めて発熱の可能性が低く、パフォーマンスも高いことから軽い編集作業や少しくらい重い程度の作業ならPro、Air問わずどちらを選んでも困ることは比較的少ないはずです。
画面サイズ
AirとProでは画面サイズが異なります。
Airでは13インチと15インチが選べるのに対しProではそれぞれ一回り大きい14インチと16インチの2種類から選ぶことになります。
最も小さく取り回しの良いのがAirの13インチとなり、次にMacBook Pro14インチ、Airの15インチ、そして最も画面サイズが広いのがProの16インチになります。
とはいえ、Proの14インチとAirの15インチとではそこまでサイズ感に違いがないばかりかAirの方が筐体が薄く作られているため一概にどちらが優れているとは言いづらいのが現状です。
カラーバリエーション
選べるカラーもAirとProでは異なります。
Airはスペースグレーとシルバーといった定番のカラーに加え、ミッドナイト、スターライトの4色から選べるのに対し、Proは定番のシルバーと新色のスペースブラックの2色からのみ選べます。
Appleの考えとしては、よりカジュアルな用途を想定しているAirにはカラフルなカラーバリエーションを、クリエイターやその道のプロが使用することを想定しているProシリーズにはよりシックなカラーバリエーションを用意することで、AirとProの差別化を図ろうということなのでしょう。
ポート類
MacBook AirとMacBook Proにはポート面でも違いがあります。
MacBook AirにはThunderbolt / USB 4ポートとイヤホンジャックのみが搭載されており、そのうちイヤホンジャックのみが右側にあります。
一方で14/16インチMacBook Proには、Thunderbolt / USB 4ポートとイヤホンジャックに加え、HDMIポートとSDXCカードスロットを搭載しています。
これによりUSBハブなどを使用しなくても写真などのデータを取り込むことが可能なほか、外部モニターへの出力も可能です。
また、M4モデルのMacBook ProではThunderbolt 5に対応したことで、最大120Gb/sのデータ通信が可能になっています。
ちなみにAir、Pro問わず、全てのモデルがMagSafe 3を使用した給電方法が可能となっています。
MacBook Airでは左側にしかないThunderboltポートもMacBook Proには左右どちらにもあるので、モニターへの出力や充電時などのケーブルの取り回しも便利な設計となっています。
シーン別のおすすめMacBook
軽作業が多い、頻繁に持ち運ぶならAir
ほとんどの作業はAirで十分と言われるほど一般的な使い方ならAirをおすすめします。
理由は価格と性能のバランスが良いから。
2024年から吊るしの状態、つまりカスタムしていない状態でもメモリが16GBからとなっており、また、ストレージに関してもクラウドなどをうまく活用すれば256GBでも十分許容範囲なはずです。
もしもカスタムしたいというのであれば+3万円だけ払ってストレージを512GBにしてあげれば少なくとも数年は現役で使用できるはずですよ。
メール、チャットのやり取りや、ネットサーフィン、簡単な編集作業までこなせるAirは万人におすすめでき、また、本体重量も1.24kg〜と軽いので、カフェなどでちょっとした仕事やブラウジングを行う程度であれば断然Airがおすすめですね。
負荷のかかる作業、クリエイティブな作業が多いならPro
重たい画像編集や動画編集、音楽制作といった長時間負荷のかかる作業やクリエイティブな作業がメインならMacBook Proが良いですね。
マシンパワーがあるだけでなく上記でご紹介した冷却ファンやポートの拡張性などAirと差別化が図られているからです。
また、グラフィックに関係するGPUもProの方が強化されているのでこのような作業にはうってつけでしょう。
14インチモデルなら重量もそこまで重たくないので、持ち運ぶ機会が多い人にもマッチするはずです。
また、画面サイズも大きく、より色鮮やかなディスプレイを使用している点からもクリエイターにはぴったりのマシーンですよ。