カメラバッグvsストラップ:日常使いならどちらが良い?それぞれの特徴も解説!

はじめに

皆さんは普段どんな形でカメラを持ち歩いていますか?
大体の方はカメラバッグかストラップのどちらかでカメラを持ち運んでいると思います。
しかし、カメラを持ち歩く際カメラバッグとストラップのどちらを選ぶべきかは、使用シーンや撮影スタイルによって大きく変わります。
今回はそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、日常使いではどちらが適しているかを解説します。
カメラバッグとカメラストラップの基本的な違い
カメラバッグとカメラストラップには主に以下の表のような違いがあります。
項目 | カメラバッグ | カメラストラップ |
---|---|---|
主な用途 | カメラやレンズを安全に収納・持ち運ぶ | カメラを手軽に持ち運び、すぐに撮影できる |
保護性能 | 高い(衝撃・ホコリ・雨対策) | 低い(カメラが露出した状態) |
機材の持ち運び | レンズ・アクセサリーも一緒に運べる | カメラ本体のみ(基本的に追加機材は持たない) |
取り出しやすさ | やや遅い(バッグから取り出す必要あり) | すぐに撮影可能 |
長時間の持ち運び | 比較的疲れにくい(バッグの形状による) | 肩や首に負担がかかる可能性あり |
利便性 | 移動時に便利 | 撮影時に便利 |
カメラの保護性能が高く、その他レンズや機材もまとめて運べるのがカメラバッグの大きな特徴でもあり、魅力の一つでもあります。
一方で機動力に優れているのはやはりストラップでしょう。
保護性能の低さはやや気にはなりますが、瞬時に撮影できる俊敏さは大きなメリットです。
カメラバッグとカメラストラップの基本的な違いについて知っていただいたところで、次はカメラバッグの主な特徴についてご紹介いたします。
どちらが適している?
📷 街歩き・旅行の場合 → ストラップが便利

日常的にカメラを持ち歩きながらふとした瞬間に撮影したいなら、ストラップが圧倒的に便利です。
特に、コンパクトなミラーレスや軽量の一眼レフを使う人には、ストラップが最適です。ただし、長時間ぶら下げていると疲れるため、肩掛けストラップやスリングストラップ(斜め掛け)がより快適です。
✅ 移動中もすぐに撮影できる
✅ かさばらないので、普段のバッグに入れても邪魔にならない
✅ 旅行中やカフェで気軽に撮影可能
荷物が多い日や機材が多い場合 → カメラバッグが安心

カメラと一緒にレンズ交換をする予定がある場合や、バッテリー・フィルターなどのアクセサリーを持ち運びたい場合は、カメラバッグが圧倒的に有利です。
特に、一眼レフ+交換レンズや三脚を持ち歩く場合は、バックパック型のカメラバッグがおすすめです。
ただし、頻繁にカメラを出し入れする場合はメッセンジャータイプやショルダーバッグ型の方が素早く取り出せます。
✅ 機材をすべてまとめて安全に持ち運べる
✅ 長時間の移動でも負担が少ない
✅ カメラを傷や衝撃から守れる
どちらが向いているか?用途別まとめ
用途・シーン | カメラバッグが向いている | ストラップが向いている |
---|---|---|
街歩き・旅行 | △(大きすぎる場合あり) | ◎(すぐ撮影できる) |
日常のスナップ撮影 | △(手軽さに欠ける) | ◎(機動力が高い) |
本格的な撮影(風景・ポートレートなど) | ◎(機材が安全) | △(レンズ交換が不便) |
長時間の移動 | ◎(肩や首の負担が少ない) | △(疲れやすい) |
悪天候・アウトドア | ◎(防水・防塵性が高い) | △(カメラが露出する) |
結論:日常使いならストラップ、しっかり撮影ならカメラバッグが◎

結論としては、日常使いならストラップ、しっかり撮影したいならカメラバッグが良いでしょうね。
・普段の街歩きや気軽な撮影ならストラップが最適
・機材をしっかり保護しながら持ち運びたいならカメラバッグ
ただし、状況に応じて両方使い分けるのがベストです。
例えば普段はストラップで気軽に持ち歩き、長時間の移動やレンズ交換を伴う撮影時にはカメラバッグを活用するのが理想的な運用方法でしょう。
どちらを選ぶか迷ったら普段の撮影スタイルに合った方法を選びましょう。
カメラバッグの主な特徴

ここからはカメラバッグとカメラストラップの特徴についてご紹介します。まずはカメラバッグから。
カメラを持ち運ぶ際に必須となるのがカメラバッグです。
一眼レフやミラーレスカメラは精密機器であり、しっかりとした保護が必要ですが、カメラバッグを使うことで衝撃や汚れから機材を守りながら安全に持ち運ぶことができます。
カメラバッグにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なります。
1. 機材を安全に収納できる
カメラバッグの最大の特徴は、内部にクッション材が入っていることです。
これによりカメラ本体やレンズ、アクセサリー類を衝撃や振動から守ることができます。
また、多くのモデルには仕切りがあり機材同士がぶつかるのを防ぐ役割も果たします。
2. 撮影スタイルに応じたデザイン
カメラバッグにはさまざまな形状があり、用途に応じて選ぶことができます。例えば、街歩き用、旅行用、アウトドア用、プロ仕様など、多くの選択肢があります。
3. 多機能設計で収納力が高い
一般的なカメラバッグには、以下のような便利な機能が備わっています。
・レンズやバッテリーを収納できるポケット
・ノートPCやタブレットを収納できるスペース(編集作業が必要なフォトグラファー向け)
・三脚ホルダー付きモデル(風景撮影や長時間露光撮影に最適)
・防水・耐候性のある素材(アウトドア撮影向け)
特に、旅行や長時間の撮影に適したカメラバッグは快適な撮影環境を提供してくれます。
カメラバッグの種類

続いてカメラバッグの種類についてです。
カメラバッグにはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に最適なものを選びましょう。
バックパック(リュック型)

出典:カメラのキタムラ
特徴
- 両肩に背負うため、重い機材を持ち運ぶのに適している
- 多くの機材を収納可能(カメラ+レンズ数本、ノートPCなど)
- アウトドア撮影や旅行に向いている
✅ メリット
✔ 長時間の移動でも疲れにくい
✔ 収納力が高く、複数のレンズやアクセサリーを持ち運べる
⚠ デメリット
✖ 撮影のたびにバッグを下ろす必要があるため、機動力が低い
✖ 都市部ではやや大きく感じることも
🟢 おすすめの用途
→ 登山・旅行・風景撮影など、長時間の撮影をする人向け
ショルダーバッグ(メッセンジャー型)

出典:モンベル
特徴
- 片方の肩にかけるタイプで、すぐに機材を取り出せる
- コンパクトで街歩きにも適している
- 小型のミラーレスカメラ向けのモデルが多い
✅ メリット
✔ 機材をすぐに取り出せるため、スナップ撮影に最適
✔ コンパクトで持ち運びやすい
⚠ デメリット
✖ 長時間持ち歩くと肩に負担がかかる
✖ 収納力が限られるため、大型のカメラやレンズには不向き
🟢 おすすめの用途
→ 街歩き・スナップ撮影・イベント撮影など、手軽に持ち歩きたい人向け
スリングバッグ

出典:Amazon
特徴
- ワンショルダーで背負い、前後にスライドさせて機材を取り出せる
- ショルダーバッグよりも安定感があり、バックパックよりも機動力が高い
✅ メリット
✔ ワンタッチでバッグを前に回して素早く機材を取り出せる
✔ ショルダーバッグよりも肩の負担が少ない
⚠ デメリット
✖ 収納力が少ない(レンズ数本程度)
✖ 長時間の使用では肩が疲れやすい
🟢 おすすめの用途
→ ストリートスナップ・スポーツ撮影・イベント撮影など、機動力を求める人向け
ローラーバッグ(キャリーケース型)

出典:ピークデザイン
特徴
- キャスター付きで、大量の機材を運ぶプロ向けのバッグ
- 空港やイベント会場など、長距離移動を伴う撮影に最適
✅ メリット
✔ 大容量で、プロ用機材をすべて収納可能
✔ 移動時の負担が少なく、長距離移動でも快適
⚠ デメリット
✖ 段差や悪路では使いにくい
✖ 機動力が低いため、頻繁に移動しながらの撮影には不向き
🟢 おすすめの用途
→ プロの撮影現場・海外ロケ・ブライダル撮影など、多くの機材を持ち運ぶ人向け
カメラストラップの主な特徴

カメラを持ち歩く際に意外と重要なのがカメラストラップです。
カメラストラップはカメラを首や肩に掛けたり、手首に巻きつけたりすることで持ち運びを楽にしつつ、落下防止の役割を果たすアクセサリーです。
カメラストラップにはさまざまな種類があり、カメラの重さや撮影スタイルに合わせた選び方が重要になります。
1. カメラを安定して持ち運べる
カメラストラップを使用することで撮影中に手がふさがらないためより快適な撮影が可能になります。
特に旅行や長時間の撮影ではストラップを活用することで腕や手の負担を軽減できます。
2. 落下防止の役割を果たす
カメラは精密機器のため、落下すると大きなダメージを受けます。
カメラストラップを使えばうっかり手を滑らせても落下を防ぐことができるため、安全に持ち運ぶことができます。
3. 撮影スタイルに合わせて選べる
カメラストラップにはさまざまな種類があり、撮影スタイルや使用シーンに応じたものを選ぶことが重要です。
例えば、軽量なミラーレスカメラにはシンプルなネックストラップ、長時間の撮影にはクッション性の高いストラップが適しています。
カメラストラップの種類
カメラストラップにはネックストラップ、ショルダーストラップ、ハンドストラップ、リストストラップ、スリングストラップなど、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったストラップを選びましょう。
ネックストラップ

出典:オリエンタルホビー
特徴
- 首にかける一般的なストラップ
- 付属品としてカメラに同梱されることが多い
- さまざまなデザインや素材があり、選択肢が豊富
✅ メリット
✔ すぐにカメラを構えられる
✔ 両手が自由になるため、持ち運びしやすい
⚠ デメリット
✖ 長時間使用すると首への負担が大きい
✖ カメラが前方にぶら下がるため、ぶつかりやすい
🟢 おすすめの用途
→ 街歩き・旅行・スナップ撮影
ショルダーストラップ

出典:ピークデザイン
特徴
- 片方の肩にかけて持ち運ぶタイプ
- 首にかけるよりも負担が少なく、移動が楽
✅ メリット
✔ 首の負担を軽減できる
✔ 片手でカメラを保持しやすい
⚠ デメリット
✖ 激しく動くとストラップがずれてしまうことがある
✖ 素早くカメラを構えるのが難しい場合も
🟢 おすすめの用途
→ ポートレート撮影・風景撮影
スリングストラップ

出典:オリエンタルホビー
特徴
- 斜め掛けして持ち運び、撮影時には素早くカメラを取り出せる
- スポーツ撮影やイベント撮影に向いている
✅ メリット
✔ すばやくカメラを構えられる
✔ 移動中も安定し、疲れにくい
⚠ デメリット
✖ 収納時にストラップが邪魔になりやすい
✖ 一部のカメラでは取り付けが難しい場合がある
🟢 おすすめの用途
→ スポーツ撮影・イベント撮影・ストリートスナップ
ハンドストラップ

出典:ピークデザイン
特徴
- 手首や手のひらに巻きつけるタイプ
- 小型カメラやミラーレスカメラ向け
✅ メリット
✔ 手にしっかりフィットし、安定したホールドができる
✔ コンパクトで持ち運びしやすい
⚠ デメリット
✖ 両手を自由に使えない
✖ 長時間の使用には向かない
🟢 おすすめの用途
→ ストリートスナップ・短時間の撮影
リストストラップ

出典:ピークデザイン
特徴
- 手首に巻いてカメラを固定するタイプ
- 軽量なコンパクトカメラやミラーレスカメラに最適
✅ メリット
✔ シンプルで持ち運びやすい
✔ カメラを手に持ったまま歩ける
⚠ デメリット
✖ 長時間の撮影には向かない
✖ 重い一眼レフカメラには不向き
🟢 おすすめの用途
→ 短時間の撮影・日常使い
まとめ

今回はカメラバッグとカメラストラップ、どちらが日常使いに適しているかご紹介しました。
どちらも使用するシーンによってメリットデメリットがありよく使うシーンで使い分けることが適切だということがわかっていただけたかと思います。
普段の使用シーンに合わせた使い方をすることでよりカメラの扱いに慣れ、スムーズな撮影が可能になると思いますよ。
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!