はじめに
出典：Apple
Appleの最新モデルであるM4チップ搭載のMacBook Proは、性能、デザイン、機能性の各面で大幅な進化を遂げています。
今回は、その主な特徴と、どのようなユーザーに適しているかを詳しく解説します。
主な特徴
強化されたパフォーマンス
出典：Apple
チップの性能向上
M4チップは、10コアのCPUと10コアのGPUを備え、前世代のM3チップと比較して大幅な性能向上を実現しています。
これにより、複雑なタスクやマルチタスク処理がよりスムーズになりました。
ディスプレイの改良
新たに採用されたNano-Textureガラスディスプレイは、画面の反射を効果的に抑え、明るい環境下でも鮮明な視認性を提供します。
バッテリー寿命の延長
効率的な電力管理により、最大24時間のバッテリー駆動が可能となり、長時間の外出先での作業でも安心です。
接続性の向上
Thunderbolt 5ポート、HDMIポート、SDカードスロットなど、多様な接続オプションを備えており、外部デバイスとの連携が容易です。
デザインとビルドクオリティ
深みのあるスペースブラックのカラーオプションが追加され、高級感と指紋の目立ちにくさを両立しています。
また、Appleの最新モデル「MacBook Pro M4」は、前モデルのM3チップ搭載モデルから多くの改良が施されています。以下に、主な特徴と前モデルとの違いを詳しく説明します。
前モデルとの違い
出典：Apple
M4チップの搭載
新たにM4チップを搭載し、CPUコア数が前モデルの8コアから10コアに増加しました。これにより、処理能力が大幅に向上しておりよりスピーディーな操作が可能となっていますよ。
ただ、M3でも十分過ぎるほど高性能でしたので、一世代分の違いではあまり差がわからないとも言えるでしょうね。
それでも、よりプロフェッショナルな作業ができる様になったのも事実ですので、M3より前のモデルを使用しているユーザーからしたら魅力的なモデルになっていると言えるでしょう。
メモリの強化
標準搭載のメモリが16GBに増量され、最大32GBまで拡張可能となりました。前モデルでは標準8GB、最大24GBでしたので、大幅な強化と言えます。
これは実質値下げとも捉えることもできますね。
また、macbook pro を使用するユーザーの多くは高負荷な作業を行うユーザーが多いと思うのでメモリの増加はこれらユーザーの使用用途にマッチするでしょうね。
バッテリー駆動時間の延長
バッテリー駆動時間が前モデルの最大22時間から24時間に延長され、長時間の作業にも対応します。
特に14インチモデルは持ち運びしやすいMacBook Proシリーズなので出先でのバッテリー持ちを機にする必要が減ったのは歓迎したいですね。
ディスプレイの明るさ向上
SDR（標準ダイナミックレンジ）時の最大輝度が600ニトから1,000ニトに向上し、特に屋外での視認性が改善されました。
カメラ性能の向上
インカメラが1080pから12MPのセンターフレームカメラに進化し、ビデオ通話やオンライン会議での映像品質が向上しています。
オーディオ機能の強化
AirPods Pro第2世代やAirPods第4世代との空間オーディオやダイナミックトラッキングに対応し、より臨場感のある音響体験が可能です。
ポートの追加
右側に1つのポートが追加され、合計3つのThunderbolt 4ポートを備えています。これにより、周辺機器の接続性が向上しました。
実際筆者も左側にしかポートがないのは不便に感じていました。
ポートの数が足りないというより、左右にあることの意味は大きいと思います。
例えばカフェなど限られた充電スペースしかない様な場所では、左右にポートがあることはとても重宝する要因だと感じています。
新色スペースブラックの導入
従来のスペースグレイに代わり、新たに「スペースブラック」カラーが追加されより洗練されたデザインとなっています。
このスペースブラックですが、実際筆者が見た感じだとより黒味がかったスペースグレイといった印象を受けました。（あくまで個人の感想ですよ。）
シックでとてもかっこよく、黒いMacBookに憧れていたユーザーにはとても良い選択肢になるでしょうね。
これらの改良により、MacBook Pro M4は性能、使い勝手、デザインの各面で前モデルから大きく進化しています。プロフェッショナルな作業から日常的な使用まで、幅広いユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
おすすめのユーザー
M4 MacBook Proは、以下のようなユーザーに特に適しています。
・クリエイティブプロフェッショナル
動画編集、3Dレンダリング、音楽制作など、高度なクリエイティブ作業を行うユーザーにとって、強力なM4チップと高解像度ディスプレイは大きな利点となります。
・開発者
ソフトウェア開発やデータ解析など、計算リソースを多用する作業を行う開発者にとって、高速な処理能力と長時間のバッテリー駆動は生産性向上に寄与します。
・ビジネスユーザー
多彩な接続オプションと堅牢なデザインにより、ビジネスシーンでの信頼性と柔軟性を求めるユーザーにも適しています。
M4 MacBook Proは、高いパフォーマンスと多機能性を求めるプロフェッショナルユーザーにとって、強力なツールとなるでしょう。
特に14インチMacBook Proは持ち運びもできるPro用マシーンとして、上記のユーザーに強くお勧めできるMac Bookと言えるでしょう。
ラインナップ
14インチモデル
出典：Apple公式
・10コアCPU、10コアGPU、16GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ（M4）：248,800円（税込）
・10コアCPU、10コアGPU、16GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4）：278,800円（税込）
・10コアCPU、10コアGPU、24GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4）：308,800円（税込）
・12コアCPU、16コアGPU、24GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ（M4 Pro）：328,800円（税込）
・14コアCPU、20コアGPU、24GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4 Pro）：398,800円（税込）
・14コアCPU、32コアGPU、36GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4 Max）：528,800円（税込）
16インチモデル
出典：Apple公式
・14コアCPU、20コアGPU、24GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ（M4 Pro）：398,800円（税込）
・14コアCPU、20コアGPU、48GBユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ（M4 Pro）：458,800円（税込）
・14コアCPU、32コアGPU、36GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4 Max）:554,800円（税込）
・16コアCPU、40コアGPU、48GBユニファイドメモリ、1TB SSDストレージ（M4 Max）:634,800円（税込）
